コロナ禍で、食事の宅配業者に注目が集まってきました。その中でも特に有名なのが、ウーバーイーツと出前館。
ウーバーイーツは、配達員との契約が業務委託ということは有名ですが、出前館とも業務委託による契約をして働くことも可能です。
同じ業務委託でも、会社が違えば働き方は変わってきます。2つの違いを見ていきましょう。
※SNSによる公開NGの規約があるため、一部のみの公開になります。ご了承ください。
配達のバッグについて
使用するバッグですが、どちらも保冷バッグなら何でも大丈夫です。ウーバーイーツは、公式で発売しているバッグもありますが、無理にそれを使う必要は無いです。
また、ウーバーイーツのバッグを出前館で使用することもできますが、その際にはウーバーイーツと書かれたロゴは隠す必要があります。
2つの会社の大まかな違い
UberEats | 出前館 | |
登録のしやすさ | 自宅で完結 | 一度拠点に向かう |
配達料 | 地域、距離による | 距離関係なく一律(東京と大阪で変わる) |
服装 | 自由 中にはコスプレをする方も | 基本自由 清潔感のある格好、帽子は必ず |
オーダーの受け方 | AIが配達を決める | 一覧表示される中から選ぶ |
配達の多さ | 地域による AIが配達員を決めるため、数時間仕事なしも有り | 一覧から自分で選べるため、早押し。仕事が無いことはない |
アプリの良さ | 収支、プロモーション情報、どのエリアにオーダーが集中しているかあまで、しっかり把握できる | オーダーの選択など、仕事をする上では問題ないが、収支の管理などはできない |
登録のしやすさ
どちらも、コロナ禍ということもあり、オンラインで登録をする形になります。
ウーバーイーツは、登録後、サポートから電話連絡が来て、直接電話でのやりとりとなります。
出前館は、ZOOMでの説明会があり、複数人同時に、説明を聞くことになります。また、説明会前に、研修動画のURLが送られてくるので、それを見ておく必要があります。
ウーバーイーツは、電話でやり取り後、バッグがあればすぐに配達を開始できますが、出前館での配達の場合、一度拠点に行って、帽子と領収書を受け取り、軽く説明を受けます。
拠点での説明は、良くも悪くもあっという間、5分もあれば終わります(2020年12月現在)。詳しい説明はしてもらえないので、ウーバーイーツをやらずに出前館からスタートすると、少し不安かもしれません。
配達料
配達料について説明します。詳しい説明は、規約上ここでは語れないため、説明を省きます。
ウーバーイーツ
ウーバーイーツは配達をした距離によって、報酬が変わります。商品をお店で受け取ってから、お客様までの距離が加算される仕組みなので、商品を受け取るまでの距離は報酬に加算されません。
ウーバーイーツの報酬の仕組みは、(お店での受け取り報酬+お客様にお届けした報酬+移動距離)となるため、移動距離が短くても一定の報酬額はもらえます。むしろ移動距離の報酬は少ないため、短い距離を何件も配達したほうが時給換算にすると高くなることが多いです。
また、オーダーがたくさん来る地域では、ブーストやピーク料金といった報酬額が上がるシステムがあるので、都内と地域の格差が大きくなります。
更に、クエストといった、条件を達成すると報酬がプラスされるシステムもあるので、多く配達をこなすと結果的に時給換算が高くなります。
出前館
出前館の配達は、東京都大阪の違いはあれど、地域による差が無く一律です。そのため、ウーバーイーツ程地域格差が無く、また報酬額も高いので、地方でも十分稼げます。むしろ、地方だとウーバーイーツの倍以上稼げると実感しています。
また、シーズンによって、インセンティブが付与されて、通常の配達料金よりも一件あたり貰える額が増えることもあります。
服装
ウーバーイーツは自由です。中には、コスプレをして配達をする方もいらっしゃるそうです。
出前館の配達は、商品を受け取るとき、受け渡すときで必ず帽子を被らなければなりません。少々面倒ですが、私はバッグをウーバーイーツの物を使っているので、帽子を被ればすぐ出前館と気づいてもらえるので助かります。また、推奨している格好も、説明会で話がありますが、難しくはありません。
オーダーの受け方、配達の多さ
※規約上、あまり詳しい説明はできないそうなので、詳細の説明は省きます
ウーバーイーツ
AIが、自動で配達員を選別し、決定します。もちろん、こちらで拒否することもできますが、オーダーが来た時点では受け取るお店までかかる時間しか載っておらず、配達の詳細はわからないので、はじめのうちは基本全部受けて置いたほうが良いかと思います。
AIが何を持って配達員を選別しているかは不明なので、場所によっては、数時間仕事なしということもあります。また、配達の距離が遠いこともあり、運任せな要素が大きいです。
また、地域によってオーダーに格差があり、オーダーが多い地域でも配達員が集まってくると受けられる仕事が少なくなってしまいます。
出前館
一覧から配達したいものを自分で選ぶ形になります。お店と、大体の配達先も見れるため、地理に詳しい方は有利でしょう。ですが、全くわからない人は、どれくらいお店まで離れているかなど、いちいち調べないといけないため面倒でしょう。
また、早押しシステムなので、調べている間に取られてしまうこともあるかと思います。
ですが、自分でお仕事を取ることができるので、数時間お仕事なしということはほぼ無いかと思います。私も体感上、ウーバーイーツでは時給換算500円の地方で始めてみましたが、出前館では最低でも一時間に2件は配達できました。
アプリの良さ
ここでは、2つのアプリの比較についてご紹介します。
ウーバーイーツ
これに関しては、ウーバーイーツの圧勝でしょう。日々、アップデートされていて、配達員が配達しやすいよう改良されていると思います。
オーダーが集中している地域が表示されるようになり、視覚的にどのエリアに向かえば良いか分かりやすくなりました。
また、日々の収支も棒グラフ上で見ることができ、それを眺めてニヤニヤするのも、ウーバーイーツ配達員の密かな楽しみかもしれません。『Uber Fleet』というアプリを使えば、時給換算にした額もひと目で分かります。
ただ、たまにバグが発生することもあるため、注意が必要です。
出前館
まだまだ改良の余地が多々ある仕様になっております。いろいろと使いづらいです。あまり不満点は言えませんが、普通に仕事をする上でも、使いづらいと思うことがあります。
業務委託を長く続けてきたウーバーイーツと、2020年5月から始めたばかりの出前館の差なのでしょうか(業務委託以前から配達サービスはしているので、関係無いかもしれませんが…)。
今後の改良に期待したいところです。
まとめ
以上、ウーバーイーツと出前館の配達の簡単な違いです。私は地方に住んでいるため、自転車で2時間近くかけて、都内にウーバーイーツをしに行っておりましたが、出前館に変えてからは、家の近くで最低でも時給1400円以上のお仕事ができるようになりました。
ウーバーイーツは、クエストの存在や、ブースト料金など、都内かつ本業にしていて、沢山配達できる人には有利かと思います。
出前館は地方で、本業は別にしていて、副業で働きたい方にうってつけかなと思いました。ただ、出前館よりもウーバーイーツのほうがコミュニティや、働き方の情報交換が活発なので、ウーバーイーツのほうが働きやすく感じます。
ですがどちらも並行して登録することもできますので、2つとも登録してみるのも良いかと思います。
いまや働き改革の影響もあり、副業が推奨される時代となりました。ぜひとも皆さん、ウーバーイーツや出前館で、アウトドアなお仕事を始めてみてはいかがでしょうか?